【報告】傾聴セミナーをやってきました
こんにちは!
代表の渕脇です。
先日、2月27日(木)に、傾聴セミナーに登壇させていただきました。
このセミナーを主催してくれたのは、「上司道」という世の中の上司たちが集まる勉強会を主催している人たちです。
会社の枠にとらわれずに、「上司」という共通の立場で共通の問題意識を持っている人たちが、マネジメントや自分のコンディショニング、課題解決方法など、様々な手法を自主的に学んでいらっしゃる、素晴らしく意識の高い人たちの集まる団体です。
その団体を主催されている方からお声をかけて頂き、「傾聴」について皆さんにお話をする機会を頂戴しました。
いま、世間はコロナウィルスの影響で、様々なイベントが中止になっています。
今回のセミナーでも、予定通り開催はしましたけれど、会場に足を運べない方のためにZOOMを使ってネット配信をする、という、上司道としては初めての試みを実行しました。
会場には10名以上の方が、ネットでも20名近い方に参加していただき、私としても動画配信は初めての経験で、とても貴重な体験となりました。
傾聴の本質を理解してもらう
今回、私がお伝えしたかったのは、日々の仕事の上で、何らかのチームを率いている上司の方々に向けて、部下の話を聴く場合にどういうことに注しなければいいのか、ということです。
もちろん、心理のことは専門外という方々を想定していました。
そういう方々に、少しでも傾聴ができるようになっていただくためには、「傾聴の本質」を理解してもらう必要があると考えました。
私自身も、カウンセリングの技術を習得していくうえで、この本質的なことがわかっていなかったために非常に苦労した経験がありましたので、そこを何とかクリアしていただけることを想定した内容にさせて頂きました。
心理学を学ばれている方にとっては、基礎の基礎のお話でしたので、知っていることばかりだったのではないかと思います。
しかし、何事もそうですけれども、基礎をすっ飛ばしてテクニックだけを学んだところで、そんなテクニックはそもそも通用しないし、何よりも応用が利かないという致命的な欠点があります。
特に「人の話を聴く」という技術は、応用が利かなければ太刀打ちできません。
なぜなら、誰一人として同じ話をする人はいないからです。
同じような境遇にあっても、人それぞれ、考え方や感じ方は違うものです。
そういう、人によって全く違う話の内容を、ある決まった手法だけで聴くということはできない、というのが私の考えの根底にあります。
これは、私の整体師としての経験からも「応用が利かないテクニックは使えない」と思っていますので、まずは本質を理解することが、細かいテクニックを学ぶよりもより汎用性があり、実用的であると考えています。
ですから、傾聴も、整体も、基礎が重要である、というスタンスでセミナーを行っています。
とても貴重な体験ができました
私は、18回のシリーズものでカウンセリングセミナーを開催してきましたが、2時間一回だけのセミナーで傾聴を教える、という経験は初めてでした。
ですから、2時間でどこまで学んでもらうか、どのように話をすれば効率よく理解してもらえるか、そういうこと念頭において話を組み立てるのは大変でした。
したがって、私自身にとっても、とてもいい経験になりました。
また、参加していただいた方々の反応なども新鮮で、うまくいったこと、もっと改善しなければいけないことなど、多くのことを学ばせていただきました。
この貴重な体験を生かして、これから、多くの方に「傾聴の本質」を伝えていきたいと思いました。
本当に、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
あなたの職場にも伺います
このブログをお読みなった方で、ぜひ、「傾聴の本質」を聴きたい、という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
どこへでも出かけて行って、お話をさせて頂きたいと思います。
仕事は一人ではできません。
必ず他者とのコミュニケーションが必要になります。
その時に、傾聴の技術は絶対に必要です。
相手の方が何を言わんとしているのかを、正確に聴きとることは、円滑なコミュニケーションを行うためには絶対に実用な技術なのです。
そこで、誤解などが生じると、仕事の支障が生じるだけではなく信頼を失うことにもなりかねません。
また、多くの人が傾聴力を身につけることによって、この世の中が住みやすい世界になるのではないかと私は考えています。